切干大根
図書館に行って、ふと「よみの国」という絵本が目に入った。
深緑色のした四角いソファーに腰掛け、ページをめくってみた。
イザナミにそこで待っていてと言われたのに、イザナギは扉を開けてしまう。そこで怒るイザナミ。
イザナミは最後に言う。「あなたの国の人たちを毎日1000人に殺してやる」
イザナギはそれに対して答える。「それならば毎日1500人生み出す」と。
イザナミの力は弱ってしまったのか、医療は発展してしまい、その医療に私達は恩恵を授かり今日も命を長らえている。
イザナギの力も弱ってしまったのか、世の中は少子化が叫ばれている。
イザナギが扉の前で辛抱強く待っていたら、この日本はどう変わったのだろうか。
でも1人の人間の行動で、世の中が変わるなんてことはきっと現実のお話でも起こっているのかもしれない。
そんなことを考えながら、絵本を閉じた。
そしてその後は「カルトの子」という新興宗教二世についての本を読んだ。
とある宗教では、子どもが親から引き離されていることに子どもが違和感を覚えず受け入れている。
ある宗教では、子どもが体罰を受けることを良しとしていて、そのことが子どもの胸の中の傷として深くえぐりこまれている。